逆境に負けないメンタルコントロールの方法とは?そのヒントは「間」にあった!

野球

練習ではできていることが、試合になると思いどおりにできなくなってしまう。同じように思っている人、たくさんいるのではないでしょうか?

私もそうでした。

メンタルがプレーに及ぼす影響は大きい

かつて、ヤクルトスワローズや阪神タイガース、楽天イーグルスの監督のノムさんこと野村克也さんは「野球は間(ま)のスポーツ」ともおっしゃっていましたが、それは、野球はサッカーやバスケットボールとは違い、ワンプレーごとに考える時間が与えられるからなのでしょう。

選手はその「間(ま)」の中でいろんな事を考えます。

この「間(ま)」をどのように使うか?

ある選手は試合になると緊張してしまい本来の力を発揮できない。
そしてまたある選手は、練習どおりのプレーがいとも簡単にできてしまう。
この「間(ま)」を使って、上手にメンタルをコントロールする方法を紹介したいと思います。

まずは自分に勝つことが大事

打席に立ってしまえば、ピッチャーとの1対1の勝負。ですが、「ここでヒットを打たなければ!」など、まだバッターボックスに立っていないにも関わらず、自身の中で色々と考えてしまっていませんか?

エラそうな事を言っている私も、中学まではそのような感情のまま打席に立っていました。

相手のピッチャー、キャッチャーは「どうやってこの打者を押さえようか?」を考えているにも関わらず、「ここでヒットを打たなければ!」なんて気持ちを引きずったまま打席に立っているようじゃ、既に負けているようなものです。

まずは、これから目の前に起こる事だけに集中する。

事実上もっとも手ごわい相手は自分自身なのかもしれません。

力み(リキみ)はどうして起こるのでしょうか?

人の思考や体の動きは、メンタルに大きく左右されます。
試合中に力んでしまうのは、このメンタルが大きく作用します。

頭では分かっていても力んでしまったがためにタイミングを崩されてしまう。

これは、「心」のバランスが不安定だからです。心の状態が不安定であれば、体のバランスも悪くなります。

例えば、平均台の上を歩いているとしましょう。
普段、当たり前のように歩いているのに、平均台の上では、落ちないように、落ちないようにと、考えれば考えるほど、体は平均台の外に行くように感じませんか?それを感じたあなたは、落ちそうな方向と逆方向に行くよう、意識を集中させるはずです。

そして、その方向に落ちてしまう。

これが力み(リキみ)なのです。

次に、野球で考えてみましょう。

例えば、あなたはバッターボックスに立っています。
相手は150km/hを投げるピッチャーです。
「振り遅れないようにしないと!」
「バットを速く振らないと振り遅れる!」
「バットを強く振らないとボールに負けてしまう!」

速いボールを打ち返すには、
一番パワーを伝えられる場所で打つこと。
一番パワーを伝えられる場所にバットの芯を運ぶこと。
それができるタイミングでバットを振りはじめること。

であり、

いつもよりバットを速く振る事。
いつもよりバットを強く振る事。

ではないですよね?

これが力み(リキみ)の原因になります。

普段、この力み(リキみ)を抑えるために練習しています。
150km/hのボールに慣れてしまえば、力(リキ)まずスムーズにバットを振りはじめる事ができるでしょう。

野球で行う動作は、「歩く」という動作とは比較できないほど複雑で、難しい動作の連続です。
いつもの練習の動きができないのは当然だと思いませんか?

当然なのです。

練習の時よりも「強く」「速く」を目指しても、力む(リキむ)ことで今できる最高のパフォーマンスを発揮できません。

そんな時私は、冷静になって、いい方向に考えるようにしました。

自分が今できるスイングでミートした。ヒットになった。チームメートに「ナイスバッティング!」と言われた。

というイメージを持って打席に立つようにしました。

そうする事で、心の力み(リキみ)もなくなり、バッターボックスに向かう事ができました。

不思議と、目の前の事に集中できるようになります。

特別な意識が「緊張」を助長する

「試合の時に緊張する」とか、「ピンチの時にプレッシャーを感じる」という事をよく聞きます。

私はフリーバッティングなどの時、この感情をなくすためにどうしたら良いか考えました。

そこで、逆に、「よし、やってやろう!」と思って打席に立つようにした事もありました。結果はそれまでと変わりませんでした。

実は、これも平常心を失った状態であったのでしょう。普段とは違う感情を持った時点で、心が緊張してしまい、体も緊張し筋肉に力が入ってしまうことが分かりました。

「試合で良いところを見せなくちゃ」とか、「結果を出さないと」という感情も緊張の原因になってしまうのではないでしょうか?

そこで私は練習のやり方をこのように考えました。

フリーバッティング等の練習ではヒット性の当たりが出ても、自分で考えた思い通りの結果にならなければアウト。
(自分にとってプラスではないから)

試合では、ヒットであればOK。
(チームにとってプラスだから)

このように練習する事で、普段から緊張感を持って練習に取り組むことができ、逆に試合が「楽」に感じるようになります。

まとめ

どんなときでも、普段と違うことを考えたり、普段と違うことをやろうとしたときに「力み(リキみ)」が発生します。試合で今の自分ができる最高の結果を得るためには、

「今の自分ができる最高のパフォーマンスを発揮すること」を目指すことで、

今の自分にできないことができるようになることではありません。

今の自分にできないことができるようになること

を目指すのは、日々の練習の中で行うことです。

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