バッティングを上達させるにはパワーが先か?技術が先か?

野球

どんなスポーツでも同じ疑問に行きつくと思いますが、上達する近道として「パワー」を推奨する指導者が多いように感じます。効率的にバッティング技術をあげるためには「パワー」なのか「技術」なのか。
このことについて考えてみたいと思います。

力んだ時に使ってしまうパワーは必要ない!

(まったく必要ないという意味ではないので誤解しないでください)

こちらでもお話ししましたが、
高校入部したての私はヒョロヒョロでした。

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硬式のバットをはじめて振った時感じたこと、それは、

硬式バットってこんなに重いんだ?

中学時代は自分が振れるバットしか使っていませんでしたし、
そんなバットでさえ軽々とバットを振れないほどの筋力でした。

「せめてこのバットが振れるパワーをつけないとダメだ」と当然感じます。

重いバットはどのようにして振る?

重いバットを振ろうとする時、どのようにバットを振りますか?

重いバットを振る時、バットを振ろうという意識が先にいってしまうので、力んで(リキんで)しまいませんか?

力む(リキむ)のは、

腕全体にパワーがないからバットが速く振れないと勝手に決め付けてしまうから

この力み(リキみ)は、バットを振る上で必要のないパワーです。

逆に、力まず(リキまず)バットの重さを利用して、軽く振ってみるとどうなるでしょうか?

最低限必要な筋肉はドコ?

高校入学当初、軽く振ってみて感じたことがあります。

・バットが一番重く感じるタイミングはバットが回転する時
・その時、バットが重力と遠心力で外に持っていかれる感覚

(今さら気づくなよ!という感じですが、当時そんなレベルだったのでお許しください。)

実際に試してみてください。軽く振った時、どこで重さを感じましたか?どこで力を入れましたか?
(マスコットバットなどの特に重いバットを振るとよくわかります)

それは「手首」と「手のひら」です。

(右バッターなら左手、左バッターなら右手の「手首」「手のひら」)

バットを振るには、まず手首の力が必要なのです。
そして、バットを持っていかれる感覚(重力+遠心力)に負けない握力が必要なのです。

腕の力ではありません。

(まったく必要ないという意味ではないので誤解しないでください)

最低限必要な筋力は

バットをコントロールする手首の力と
ヘッドが回転するスピードに耐えられる握力です。

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パワーを優先しすぎると技術が追いつかない

先ほどお話ししたように、「腕の力」が必要だと思ってしまうと、ウェイトトレーニングとお友達になりパワーを付けたがります。(これもまったく必要ないという意味ではないので誤解しないでください)

ムダに筋力をもとめると

正しいバットの振り方が分からないまま(技術がないまま)
「ウェイトトレーニング」に没頭し、(技術がともなわないまま)「パワー」を付けてしまうとどうなるか?

これは、自分の勝手な憶測ですが、

①ウェイトトレーニングをすると、目に見えて「体が大きくなり」パワーが付く②体が大きりパワーがつくと「パワーでボールを弾き返したくなる」
③力任せにバットを振るようになる
④結果、自分にとって気持ちいいスイングが「ドアスイング」になる
⑤練習中、ごくたまに会心の一撃がでる
(ドアスイングのままでも)
⑥気持ちいいスイングをしているはずなのに思うようにボールに力が伝わらない
⑦ボールに力が伝わらないのは「筋力」のせいだと思いこむ
⑧さらにウェイトトレーニングをする
この後③から⑧の繰り返し

筋力を持て余したまま技術が伴っていない典型です。

これまで、チームメートをはじめとして、
このような失敗をする人を数多く見てきました

自分の比較対象がプロ?

だってプロ野球選手はだんだん体が大きくなっていくじゃないか?

確かに、プロ野球選手はだんだん体が大きくなっていく傾向があります。ソフトバンクの柳田、ファイターズの中田などが良い例でしょう。

しかし、それはプロに入ってからの話。
柳田、中田に関しては今よりもっとヒョロヒョロでした。
(身長はデカかったでしょうが)

一方、イチローはどうでしょうか?
イチローはウェイトトレーニングをしない事で有名ですよね。
野球で必要な筋肉は野球で手に入れることができる
という信念だそうです。

どちらも間違ってはいませんが、技術的にも肉体的にも未熟な人が、プロと同じ考えのもと練習をして同じ結果が得られるでしょうか?

「柳田、中田がウェイトトレーニングをしているから、
ウェイトトレーニングをすれば自分もホームランが打てる」とか、
「イチローがウェイトトレーニングをしないから、
ウェイトトレーニングをしない方がいい」

プロか(以下略)

確実にミートできるようになってから
目的に応じてパワーを付けてはどうだろうか?

まとめ

力んだ時に使っているパワーは必要ない

その時の技術レベルで必要なパワーではありません。

バットを振るのに最低限必要なパワーは「手首」と「握力」

まずは、バットが振れることが大事です。

パワーを優先しすぎると技術が追いつかない

パワー至上主義となり、すべてパワーのせいにしてしいます。

 

確実にミートできるようになってから
目的に応じてパワーを付けてはどうだろうか?

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